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紀伊路:泉佐野~山中渓②(厩戸王子跡~山中渓)

(2011年6月23日の記録)

ついに厩戸王子跡にご対面を果たし,更なる先を目指します。

ここからしばらくはあまりややこしい分岐もなく,
道標もあちこちにあるので,歩きやすくなります。
道標


この辺りは「信達(しんだち)」という,旧宿場町だそうで,
どっしりとした歴史を感じさせる建物があちこちに見られます。

こちらは信達宿本陣跡。
なんと立派な御門でしょうか。
信達宿本陣跡


道全体が歴史ミュージアムのようです。
信達宿の道標


そして,こんなところも見つけました。
信達の藤棚


街なかに突然,大きな藤棚が出現しました。
この時は6月なので花の時期はすっかり過ぎていましたが
鮮やかな新緑が美しかったです。

こちらは「信達宿の野田藤」の名で親しまれており,
現在は保存会によって守られ,
開花の時期には藤祭りが催される地元の名物ですが,
なんと,個人様のお宅の藤の木なのです!

詳しくはこちら,「藤保存会」のHPに記載があります。

下の方の藤写真館へのリンクから,藤の写真を見ることができますが,
満開の藤が妖しいほどに綺麗です…

今年の藤祭りには絶対!参加してこようと思います!!

さて,それからさらに歩き続けます。
当分は,迷うような分岐もありません。

次の要注意ポイントは「大鳥居」の交差点です。

交差点を越えてまっすぐ行けばよいのですが,
300~400mほど歩いたところに
馬頭観音と地蔵菩薩が祀られており,
ここが信達王子(一之瀬王子)跡だと言われています。

はっきりと王子跡と示す石碑などはないですが,
この前には道標が設置されています。
信達王子跡


全体を少し遠目から撮影してみました。
信達王子跡を遠目から


大きな木に守られているようですね。
住宅街の中,ひっそりと地元の人々の暮らしを見守り,
また地元の人々の暮らしに根付いた聖域だと思いました。

さらにゆるい上りの府道64号線をゆっくり歩きました。

次の分岐は「岡中」の交差点です。
ここで道は直進する道と左に入っていく道に分かれます。

直進の道は府道64号線で,まっすぐ伸びる綺麗な道ですが,
ここは左に入っていく緩い上り坂を進みます。

分岐には道標もあります。
岡中の分岐の道標


分岐の向こうに広がる池と山並み。
歩き始めの大阪市内のビル群を思うと,
やっぱりずいぶん長い距離を歩いてきたのだと実感します。
道標の向こうの池


道なりに進み,阪和線の高架下をくぐります。

この辺りも古い民家が並ぶ,風情ある道です。
風情ある街並み


こんな道標も立っていました。
古い道標


大きな道標ですが,周りの景観に溶け込んでいるので,
自分が少し古い時代にタイムスリップしたような気さえします。

しばらく進むと道が右にカーブしますが,そのまま道なりに。

ちなみに,この付近には岡中鎮守社があり,
そこには大阪府の天然記念物の大きな楠があります。

街道には面していませんが,路地から覗き込むと
その姿を少しだけ,見ることができます。

この辺りまで来ると,大阪府下でもかなりの田舎(失礼
戸建ての民家,ところどころに広がる畑や田んぼが,
のんびりと気分を解放させてくれるようです。

しばらくして,大きな道路(府道63号線)との交差点を越えます。

この交差点にはコンビニがあります。
山中渓までは,ここが最後と思った方が良いです。
必要な物を購入するなり,お手洗いをお借りするなり,
最後のひと踏ん張りに向けて,準備を整えましょう。

府道63号線を越え,引き続き民家や畑の間の細い道を進みます。

しばらく歩くと府道30号線と合流します。
道幅は広くなりますが,車も増えるので要注意です。

緩い上り坂を登って行きます。
だんだんに道が細くなり,やがて,両側が緑に包まれて行きます。

そこを抜けると,新しく開けたと思われる,新興住宅街が広がります。
やがて右手には大きな池が出現しますが,堤防が高く水面は見えません。

池の端くらいで道は二股に別れますが, 右の道を選びます。
(推測ですが,直進の道はこの辺りが住宅街として
切り開かれてからのものではないかと思いました)

この道を歩いていると,JR和泉鳥取駅付近で,道端に大きな鳥居が。
波太神社遥拝の鳥居です。
波太神社遥拝鳥居


道端に鳥居だけが建っているので,
もともと神社があったものが鳥居だけが残っているのかと思ったら,
そういうわけではなく,
阪南市にある波太神社を遥拝するための鳥居だった,とのこと。
(まあ,名前そのまんまなわけですが)

そしてこの裏側,足元に,長岡王子跡があります。
といっても,王子跡という説明書などはありません。
王子跡とも書かれていませんので,
一見してこれが王子跡とはわかりません。
そしてその写真を撮り忘れたらしい私…

どうも,長岡王子は場所の推定がいろいろ分かれているようで,
明確な表示がないのはそのせいかもしれません。

まあ,王子跡は基本的に,はっきりしているところの方が
少ないようなのですが…^^;

さて,そのすぐ先に分岐があり,
左手の貸ガレージの前の細い道が熊野街道らしく,
その道を行くと,難所と言われた琵琶懸けを通って
地蔵堂王子跡に出られる…らしいですが。

この道,ガレージの奥まで行くと,いきなり舗装されていない地道になり,
しかも時期的な(初夏)せいもあってか,ものすごい草木が茂っている…
多分,虫とか蛇とかの生き物もいろいろいそう…

とても一人で踏破できる自信がなく,断念しました。

ちなみに「歴史街道ウォーキングマップ」でも,『熊野古道を歩く旅 』でも,
このルートは紹介されていません。
熊野古道を歩く (歩く旅シリーズ 街道・古道)』には説明がありますが,
「廃道に近い状態」「通り抜けは困難」と書かれており,
道があるという記載だけにとどめています。

それでも歩かれる強者もいらっしゃるようですが…
おそらく,整備されていない道だと思われるので,
歩いてみたいと思われる方は十分注意して下さい。

琵琶懸けを断念した私は,そのまま線路沿いの道を歩きました。
山中橋から川を覗き込むと,まさに渓谷,という感じ。
いつの間にこんな山の中に入ったのかと驚きました。

やがて道は阪和線を越えてきた府道64号線と合流します。
合流地点から300mほど進んだところの左手に,
地蔵堂王子跡への道順を示す小さな案内板が現れます。
左手に住宅街へ入る道のある辻の角です。
注意して見ていて下さい。

案内に従って左折し,住宅街に入っていくと,左手に公園があり,
その前に地蔵堂王子跡の説明板がありました。
地蔵堂王子跡の説明書


再び熊野街道(府道64号線)に戻って,先を目指します。

阪和自動車道の高架下を潜り抜け,
しばらく右にJR阪和線,左に阪和自動車道を見ながら歩きます。

緩い左カーブを曲がったあたりの左手に,馬目王子跡があります。
大阪府内最後の王子跡になります。
馬目王子跡


説明板と小さな石碑だけが,道端にひっそり残されています。
地味ですが,まともに道路に面しているので,
見落とす心配はあまりないかと思いますが…

再び熊野街道を歩き続けると,
しばらくして二股の分岐に出会います。
山中宿への道


右が引き続き府道64号線。
左が紀州街道。山中宿へ進む道です。

どちらを歩いても山中渓駅手前で合流するのですが,
ここはやはり,紀州街道の方を歩きます。

石畳の整備されたきれいな道で,
ところどころに宿場町らしい古い建物が残っており,
交通の要衝として栄えた頃の風情を伝えています。
宿場町の風情


しかし道はあまり長くはなく,
やがて府道64号線と合流して,
JR山中渓駅前に出ます。

本日の古道歩きはここで終了。
本日の終点


山中渓駅は無人駅です。
大阪府内なのに,ものすご~く遠くに来た感が味わえます(笑)

ホームから見た山。
山中渓駅ホームより


次回はいよいよあの山の向こう,
和歌山に入る予定です。


今回のルートは,王子跡も多く,
歴史を感じさせる風情溢れる素敵な道でした。

古道歩きが目的だと,
どうしても一つ一つの史跡はゆっくり見れなかったりしますが,
もっとしっかり見たいな,もう一度行ってみたいな,
と思われるところもあったりして。

見所が多いルートなので,
出来るだけ時間にゆとりをもって歩かれるのがおススメです。




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プロフィール

咲月

Author:咲月
京都在住アラフォー女性。
2009年より熊野古道に興味を持ち,ただいまコツコツ距離を伸ばしているところ。
旅が好き。歩くのも好き。
風水メインのブログもやってます(リンクは下に)

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