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紀伊路:泉佐野~山中渓②(厩戸王子跡~山中渓)

(2011年6月23日の記録)

ついに厩戸王子跡にご対面を果たし,更なる先を目指します。

ここからしばらくはあまりややこしい分岐もなく,
道標もあちこちにあるので,歩きやすくなります。
道標


この辺りは「信達(しんだち)」という,旧宿場町だそうで,
どっしりとした歴史を感じさせる建物があちこちに見られます。

こちらは信達宿本陣跡。
なんと立派な御門でしょうか。
信達宿本陣跡


道全体が歴史ミュージアムのようです。
信達宿の道標


そして,こんなところも見つけました。
信達の藤棚


街なかに突然,大きな藤棚が出現しました。
この時は6月なので花の時期はすっかり過ぎていましたが
鮮やかな新緑が美しかったです。

こちらは「信達宿の野田藤」の名で親しまれており,
現在は保存会によって守られ,
開花の時期には藤祭りが催される地元の名物ですが,
なんと,個人様のお宅の藤の木なのです!

詳しくはこちら,「藤保存会」のHPに記載があります。

下の方の藤写真館へのリンクから,藤の写真を見ることができますが,
満開の藤が妖しいほどに綺麗です…

今年の藤祭りには絶対!参加してこようと思います!!

さて,それからさらに歩き続けます。
当分は,迷うような分岐もありません。

次の要注意ポイントは「大鳥居」の交差点です。

交差点を越えてまっすぐ行けばよいのですが,
300~400mほど歩いたところに
馬頭観音と地蔵菩薩が祀られており,
ここが信達王子(一之瀬王子)跡だと言われています。

はっきりと王子跡と示す石碑などはないですが,
この前には道標が設置されています。
信達王子跡


全体を少し遠目から撮影してみました。
信達王子跡を遠目から


大きな木に守られているようですね。
住宅街の中,ひっそりと地元の人々の暮らしを見守り,
また地元の人々の暮らしに根付いた聖域だと思いました。

さらにゆるい上りの府道64号線をゆっくり歩きました。

次の分岐は「岡中」の交差点です。
ここで道は直進する道と左に入っていく道に分かれます。

直進の道は府道64号線で,まっすぐ伸びる綺麗な道ですが,
ここは左に入っていく緩い上り坂を進みます。

分岐には道標もあります。
岡中の分岐の道標


分岐の向こうに広がる池と山並み。
歩き始めの大阪市内のビル群を思うと,
やっぱりずいぶん長い距離を歩いてきたのだと実感します。
道標の向こうの池


道なりに進み,阪和線の高架下をくぐります。

この辺りも古い民家が並ぶ,風情ある道です。
風情ある街並み


こんな道標も立っていました。
古い道標


大きな道標ですが,周りの景観に溶け込んでいるので,
自分が少し古い時代にタイムスリップしたような気さえします。

しばらく進むと道が右にカーブしますが,そのまま道なりに。

ちなみに,この付近には岡中鎮守社があり,
そこには大阪府の天然記念物の大きな楠があります。

街道には面していませんが,路地から覗き込むと
その姿を少しだけ,見ることができます。

この辺りまで来ると,大阪府下でもかなりの田舎(失礼
戸建ての民家,ところどころに広がる畑や田んぼが,
のんびりと気分を解放させてくれるようです。

しばらくして,大きな道路(府道63号線)との交差点を越えます。

この交差点にはコンビニがあります。
山中渓までは,ここが最後と思った方が良いです。
必要な物を購入するなり,お手洗いをお借りするなり,
最後のひと踏ん張りに向けて,準備を整えましょう。

府道63号線を越え,引き続き民家や畑の間の細い道を進みます。

しばらく歩くと府道30号線と合流します。
道幅は広くなりますが,車も増えるので要注意です。

緩い上り坂を登って行きます。
だんだんに道が細くなり,やがて,両側が緑に包まれて行きます。

そこを抜けると,新しく開けたと思われる,新興住宅街が広がります。
やがて右手には大きな池が出現しますが,堤防が高く水面は見えません。

池の端くらいで道は二股に別れますが, 右の道を選びます。
(推測ですが,直進の道はこの辺りが住宅街として
切り開かれてからのものではないかと思いました)

この道を歩いていると,JR和泉鳥取駅付近で,道端に大きな鳥居が。
波太神社遥拝の鳥居です。
波太神社遥拝鳥居


道端に鳥居だけが建っているので,
もともと神社があったものが鳥居だけが残っているのかと思ったら,
そういうわけではなく,
阪南市にある波太神社を遥拝するための鳥居だった,とのこと。
(まあ,名前そのまんまなわけですが)

そしてこの裏側,足元に,長岡王子跡があります。
といっても,王子跡という説明書などはありません。
王子跡とも書かれていませんので,
一見してこれが王子跡とはわかりません。
そしてその写真を撮り忘れたらしい私…

どうも,長岡王子は場所の推定がいろいろ分かれているようで,
明確な表示がないのはそのせいかもしれません。

まあ,王子跡は基本的に,はっきりしているところの方が
少ないようなのですが…^^;

さて,そのすぐ先に分岐があり,
左手の貸ガレージの前の細い道が熊野街道らしく,
その道を行くと,難所と言われた琵琶懸けを通って
地蔵堂王子跡に出られる…らしいですが。

この道,ガレージの奥まで行くと,いきなり舗装されていない地道になり,
しかも時期的な(初夏)せいもあってか,ものすごい草木が茂っている…
多分,虫とか蛇とかの生き物もいろいろいそう…

とても一人で踏破できる自信がなく,断念しました。

ちなみに「歴史街道ウォーキングマップ」でも,『熊野古道を歩く旅 』でも,
このルートは紹介されていません。
熊野古道を歩く (歩く旅シリーズ 街道・古道)』には説明がありますが,
「廃道に近い状態」「通り抜けは困難」と書かれており,
道があるという記載だけにとどめています。

それでも歩かれる強者もいらっしゃるようですが…
おそらく,整備されていない道だと思われるので,
歩いてみたいと思われる方は十分注意して下さい。

琵琶懸けを断念した私は,そのまま線路沿いの道を歩きました。
山中橋から川を覗き込むと,まさに渓谷,という感じ。
いつの間にこんな山の中に入ったのかと驚きました。

やがて道は阪和線を越えてきた府道64号線と合流します。
合流地点から300mほど進んだところの左手に,
地蔵堂王子跡への道順を示す小さな案内板が現れます。
左手に住宅街へ入る道のある辻の角です。
注意して見ていて下さい。

案内に従って左折し,住宅街に入っていくと,左手に公園があり,
その前に地蔵堂王子跡の説明板がありました。
地蔵堂王子跡の説明書


再び熊野街道(府道64号線)に戻って,先を目指します。

阪和自動車道の高架下を潜り抜け,
しばらく右にJR阪和線,左に阪和自動車道を見ながら歩きます。

緩い左カーブを曲がったあたりの左手に,馬目王子跡があります。
大阪府内最後の王子跡になります。
馬目王子跡


説明板と小さな石碑だけが,道端にひっそり残されています。
地味ですが,まともに道路に面しているので,
見落とす心配はあまりないかと思いますが…

再び熊野街道を歩き続けると,
しばらくして二股の分岐に出会います。
山中宿への道


右が引き続き府道64号線。
左が紀州街道。山中宿へ進む道です。

どちらを歩いても山中渓駅手前で合流するのですが,
ここはやはり,紀州街道の方を歩きます。

石畳の整備されたきれいな道で,
ところどころに宿場町らしい古い建物が残っており,
交通の要衝として栄えた頃の風情を伝えています。
宿場町の風情


しかし道はあまり長くはなく,
やがて府道64号線と合流して,
JR山中渓駅前に出ます。

本日の古道歩きはここで終了。
本日の終点


山中渓駅は無人駅です。
大阪府内なのに,ものすご~く遠くに来た感が味わえます(笑)

ホームから見た山。
山中渓駅ホームより


次回はいよいよあの山の向こう,
和歌山に入る予定です。


今回のルートは,王子跡も多く,
歴史を感じさせる風情溢れる素敵な道でした。

古道歩きが目的だと,
どうしても一つ一つの史跡はゆっくり見れなかったりしますが,
もっとしっかり見たいな,もう一度行ってみたいな,
と思われるところもあったりして。

見所が多いルートなので,
出来るだけ時間にゆとりをもって歩かれるのがおススメです。




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紀伊路:泉佐野~山中渓①(佐野王子跡~厩戸王子跡)

■日時/天候:2011年6月23日/快晴

■アクセス:南海本線泉佐野駅より 

■同行者:無し

■トイレ:泉佐野駅からしばらくの間は店もたくさんありますが,
 駅から離れると利用しやすいお店や施設は少なくなっていきます。
 そろそろ行き当たりばったりでは辛くなるので,
 なるべく予定に組み込んで計画的に。
 
■飲食店・ショップ:

■歩行距離/所要時間:約20キロ/約5時間20分(携帯アプリによる実測)

■使用地図:『熊野古道を歩く旅 (エコ旅ニッポン)
      「歴史街道ウォーキングマップ

◆感 想:ようやく街中を抜け,街道らしさの残る道が増えてきます。
 王子跡も比較的多く残っており,歩きがいがある道です。 

  *―*―*―*―*―*―*―*

いよいよ,大阪府内の古道歩き最終回となりました。

この日は,6月とはいえほぼ梅雨も明け,真夏並みの暑さ。
暑い中,アスファルト道を歩く愚かさを
つくづく思い知ったウォーキングでした^^;

前回終点の南海電鉄泉佐野駅から出発。

まずは前回最後に到達した,佐野王子跡に向かいます。

前回は携帯のカメラであまりきれいに撮れなかったので,
再度写真撮影を。
佐野王子跡


ちょっと見えにくいですが,奥の黒い石碑も佐野王子跡と書かれています。(跡の字が違うんですが…「址」かな?)
佐野王子跡奥の石碑


さあ,佐野王子跡から少し東に歩いて最初の四つ辻を右折し,
熊野街道(府道64号線)に入ります。

街道には田んぼ沿いにこの道標が。
佐野王子近くの道標


すっかりこの道標を見ると,安心するようになりました

道なりにまっすぐ歩くと,
やがて大きな道路(第二阪和国道)に出ます。

方向的には第二阪和国道に出たら右折…なのですが,
そうすると分岐道に入れなくなってしまうので,
いったん左折して「市役所前」の交差点まで行き,第二阪和国道を渡ります。

渡ったら右に行き,湯川家具の黄色い建物の前を通り過ぎます。

湯川家具の建物


この建物,目立つしとても良い目印なんですが,
すでに閉店されているもよう…
いつなくなってしまうかわかりませんね

さて,湯川家具を越えて数十メートルほどで,道が分岐します。
ここは左の細い方の道(これが府道64号線)を選びます。

この分岐を左へ


上の写真で赤で示した道標がこちら。

分岐の道標


しばらくは迷う要素もないので,この道を平穏にのんびり歩けます。
佐野高校を左手に見,佐野高校前の交差点も過ぎ,気持ち良く真っ直ぐ。

佐野高校を過ぎてから300mほど進んだ四つ辻の角に,
「すぐ和歌山道/ふどうみち」と書かれた石柱が立っています。
「すぐ和歌山道」の石柱

さらにまっすぐ歩くと,やがて高架の道路が見えてきます。
関西空港自動車道です。

「葵町」の交差点を越えて,更に歩いて「長滝北」の交差点で高架下をくぐり抜けます。

「ウォーキングマップ」も『熊野古道を歩く旅』も,
高架を抜けてしばらく歩いたら二股の道を左に…という表記ですが,
正しい道の手前にも二股分岐があるので迷うかもしれません。
この分岐も左

上の写真の分岐を左に行きます。
写真では二股正面のポスターが良い目印なのですが…
こういうのは変わってしまうかもしれないので,
道路のオレンジの中央分離帯を目印にしてください。

そのまままっすぐ,「長滝西」の交差点まで行き,交差点を右折。
引き続き府道64号線を歩きます。

で。「ウォーキングマップ」には交差点の拡大説明図があり,
角にガソリンスタンドがあると書かれているのですが,
2011年6月時点で,コンビニ(ヤマザキデイリーストア)に変わっていました。
ガソリンスタンドはコンビニに


引き続き64号線を西へ。
きちんと歩道があるのでとても歩きやすい道です。

このまま真っ直ぐ歩くと長南中学校の建物が見えてきますが,
その手前の駐車場の角に,「安松八丁畷の石地蔵」があります。
「安松八丁畷の石地蔵」説明板


このお地蔵様,特に熊野古道と関わりがあるわけではないのですが,
台石には天平十八年(1363年)の年号が刻まれているそうで…
ほぼ650年前から鎮座しておられると思われるお地蔵様なのですね。

当然,熊野詣の人々の道行も見守っていたものと思われます。

で,肝心のお地蔵様の写真がないのですが…
実は私,こういったものの写真を撮るのが苦手で^^;
神社なんかでも,基本的に鳥居しか撮りません。
王子跡も,石碑だとあまり抵抗がないけど,
祠が残っていたりするとかなり躊躇してしまうのです…
というわけで,説明板のみでご容赦下さいませm(_ _)m


さて,再び歩き始め,長南中学校の前を過ぎ,長南公民館も越えます。

ちなみに私はこの公民館でお手洗いをお借りしました。
公園や小さい寺社の公衆トイレは,女性にはちょっと使いにくいことが多いので…
たいていの公共施設は,きちんとお願いしてマナーを守れば,
気持ち良く使わせて下さいます。

さて,公民館を過ぎると大きな池を渡る橋があり,
橋を越えてしばらくすると,だんだん道の雰囲気が変わってきます。

住宅街を歩く道に変わり,古い民家なども見えてきて,
街道の趣のある道になってきました。

ここから籾井王子(樫井王子)跡まではすぐです。

道がゆるくカーブし,左手に「塙団右衛門直之の墓」が見えてきます。
そのまま道なりに歩くと,右手にDAIHATSUの大きな看板が見えます。
「いづみモータース」さんですが,
とにかく「DAIHATSU」の看板と文字が目立っています。

この,いづみモータースさんの敷地を右に入っていきます。
不安なら,一言いづみモータースさんに声を掛けて,
「籾井王子跡が見たいんですが」と言うと良いと思います。

私は入り口がわからず,うろうろしていたので,
お店の方が気づいて声をかけて下さいました
結構迷う人が多いのだと思います。

籾井王子跡は,いづみモータースさんの敷地の奥の,
塀の向こう側にありました。
籾井王子跡


ちょうど初夏だったので,緑が濃く,蜘蛛の巣も濃く
あまり近づくことはできませんでした。

そして再び街道へ。

引き続き,古い民家の並ぶ,風情ある道を歩きます。

この辺りは,いろいろと史跡が残っており,興味深いところです。

重要文化財に指定されている奥家住宅や,
大坂夏の陣の合戦の跡地である樫井古戦場跡などがあります。

樫井古戦場を過ぎてすぐに現れるのが明治大橋。
明治大橋


そしてその道をしばらく歩くと明治小橋が。
明治小橋

橋を越えるといきなり両側の緑がうっそうしているので,
この先がどんな道なのかとちょっと不安になりますが,
橋を越えるとすぐに左手に大きな施設が見えてきます。
双子川浄浄苑だそうで,近くにテニスコートもあり,
私が歩いた時は学生っぽい人たちのにぎやかな声が聞こえてきました。

道は細いですが,迷うようなことはありません。

そのまま進むと,左手に古代史博物館の立派な建物が見えてきます。

そのほぼ向かいに海会寺跡が。
そしてここには厩戸王子が合祀されている一岡神社があります。

神社にお参りし,一息ついて,この近辺にある厩戸王子跡を探します。

が… これが 見つからない

いちおう地図通りに歩いているはずなのに一向に見つからず,
住宅街のなかをさんざん行ったり来たりして30分以上費やし…
 
暑い日だったので,体力は消耗するし,本当にきつかった…

ついに,古代史博物館に入り,事務所で教えて頂きました。
こちらでは近隣の詳しい地図を作製されており,
そこに厩戸王子跡も載っていました。
おかげさまでようやく厩戸王子跡にたどり着くことができました。

書籍の地図はもちろん,ウォーキングマップを持っていても
すんなりたどり着くのは難しいと思います。
下記地図をご参考に…
厩戸王子跡への寄り道ルート


ちなみに,地図上の点線の赤い丸印の交差点の写真がこちら。
写真中の青の矢印の道を入っていきます。
厩戸王子跡への分岐


厩戸王子跡へ向かう,青い矢印の道はこんな道。
厩戸王子跡への道


ずっと奥にゴルフの練習場があり,高いネットが張ってあります。
厩戸王子跡は,その手前の角にあります。
厩戸王子跡


なんでこんな奥まったところに…と思うのですが,
実はこの辺りの熊野街道は一部が失われており,
本来の熊野街道はこの厩戸王子跡付近を通っていたようなのです。

ちなみに,王子跡の右側は畑(田んぼ?)でした。

散々迷って,ようやくご対面
喜びもひとしおなのです

さて,この先もまだまだ長くなりますので,続きは後半に。

お得に熊野古道を旅する

2011年秋の台風12号の影響により,
和歌山・三重・奈良は多大な被害を受けました。

熊野古道にも,現在も一部通行止めになっているところがあります。

でも,多くの地区は復興途上にあり,
復興のためのキャンペーンなどが行われています。

ほとんどが今年2月か3月までの企画なので,残り期間は少ないですが,
京阪神からお得に和歌山を訪れることのできる切符や企画などを
いくつかご紹介したいと思います。


南紀パス(JR西日本)

期間:~2012年3月10日まで発売。利用は2012年3月13日まで。

JR西日本の太っ腹企画切符。
京阪神から和歌山へ,大変お得に旅ができます。

京阪神からの往復JR特急列車+自由周遊区間内3日間乗り放題+現地のバス3日間乗り放題で,

大阪発着6000円,京都・神戸発着6500円と,破格の価格設定。

自由周遊区間が紀伊田辺~新宮までと広く,
バスと組み合わせればかなり広い範囲まで回れます。

しかも一人からでも利用OK。
日帰り旅行でも十分モトが取れます。


新大阪⇒南紀勝浦直行バス(対象旅館宿泊者限定)
※サイトの下までスクロールしてください。リンクがあります。

期間:~2012年3月31日

南紀勝浦温泉の旅館組合加盟温泉宿泊者限定で,
新大阪発,南紀勝浦直行のバスが,
なんと往復3500円で利用できるそうです。

大阪朝出発⇒勝浦午後2時頃着ですから,
もちろん温泉だけでなく観光も楽しむことができます。
帰りは勝浦午後3時発⇒大阪8時半頃着ですから,
朝早く旅館を出れば結構時間にも余裕があります。

古道歩きを組み込むにはちょっと時間的に厳しいかな?とは思いますが,
熊野の地と温泉を一緒に楽しむにはちょうどいい企画ですね。


無料バスで行く「田辺・熊野 春呼吸ツアー」

期間:下記コースごとに異なる。
世界遺産・熊野古道コース=2012年2月1・8・29日(残りあと1日
龍神温泉&紀州田辺梅林コース=2012年2月15・22日

こちらは無料バスと宿泊がセットのツアー。

いずれのコースも,A(民宿プラン)が8500円,B(旅館プラン)が12000円です。

単に現地に送迎して終わり,ではなく,
体験ツアー(みかん狩り)や古道ウォーキング,梅林散策など,
コースごとに宿泊プラスαのイベントがついています。



個人的には冬の紀州はおススメ^^
温泉のぬくもりがめっちゃしみます!

観光客も少なめでのんびりできるし,
古道歩きにも,雨が少なく,熊や蛇や蜂の心配もないし^^;
(あんまり寒い日に当たってしまうとキツイですけどね

それに,紀州はやっぱり温暖な地。
今年は全国的に寒いけど,やっぱり幾分かは過ごしやすいと思うのです。

興味のある方はどうぞリンクをご覧になってみて下さい。


おススメマップ

熊野古道を歩くためには,もちろん地図は必携です。

私は,最初は市販の書籍を利用していましたが,
最近は公的機関が作成しているサイトに掲載されているマップなどを
利用することが多いです。

私が参考にしているマップをご紹介します。


書籍

■『熊野古道を歩く旅 (エコ旅ニッポン)』〔山と渓谷社〕¥1680
掲載コース:紀伊路・中辺路・大辺路・小辺路・伊勢路

大峯奥駈道を除く,熊野古道の全ルートを網羅しています。
派生道などもいくつか取り上げているので,
熊野古道の全体像を把握するには一番適した書籍だと思います。
おススメの10コースを特選コースとして詳細に紹介,カラー写真も多いです。
地図もなるべく大きく掲載しようという配慮がうかがえます。
とはいえ,いかんせん書籍サイズ,地図はあまり詳細ではないので,
これだけだと特に大阪府下の紀伊路などは迷います。
この本に加え,下記のウェブサイトなどの地図を併用するのがおススメ。


■『熊野古道を歩く―紀伊路・中辺路・小辺路・大辺路・伊勢路全47コース (歩く旅シリーズ 街道・古道) 』〔山と渓谷社〕(中古のみ)
掲載コース:紀伊路・中辺路・大辺路・小辺路・伊勢路

こちらも大峯奥駈道を除く全ルートを掲載していますが,
すでに絶版になっているようで,中古もしくは図書館などでしか
手に入らないと思われます。
(私はこれの簡易版の全33コースを持っていますが,
こちらは大辺路・小辺路・伊勢路については
いくつかのルートを抜粋して掲載しています)
『熊野古道を歩く旅』に比べ,熊野古道の歴史的説明が豊富で,
各ルートの説明文にも史跡の紹介などが詳細です。
地図は小さく,これだけで歩くのは厳しいですが,
参考書籍としては良いと思います。


ウェブサイト

歴史街道ウォーキングマップ(大阪府)
掲載ルート:紀伊路(天満橋駅~海南駅)

大阪府の公式HP内にあります。
天満橋駅~和歌山の海南駅まで,全7コースの地図がダウンロードできます。
地図は書籍などと比べると大き目なぶん詳細で,
迷いそうなポイントは拡大説明図があり,わかりやすくなっています。
距離感が不正確なのと,詳細なぶん時々怪しいポイントがあるのが難点ですが,
大阪府下の紀伊路を歩くには必携です。


世界遺産熊野古道伊勢路
掲載ルート:伊勢路(ツヅラト峠~浜街道)

三重県側の伊勢路のルートを紹介したサイト。
伊勢路のうち,JR梅ケ谷からスタートとするツヅラト峠コースから,
和歌山県新宮市に至る浜街道までを網羅しています。
地図だけでなく,アクセスやコースポイントの説明,
古道の動画や各種情報なども掲載されており,
伊勢路歩きの際にはぜひ事前にチェックしておきたいサイトです。
以前は実際に歩いた人の体験記も掲載されていたと思うのですが
なくなってしまったようです…とても参考になったのに,残念。


熊野古道│紀伊山地の霊場と参詣道
掲載ルート:紀伊路(山中渓~)・中辺路・大辺路・小辺路 ※一部欠けているルートあり

和歌山県内および奈良県内の一部のルートを紹介したサイト。
「街道マップ」のページから地図をダウンロードできます。
地図は大阪市の「歴史街道ウォーキングマップ」と同じく,
ところどころ拡大説明図がありわかりやすいです。
コースの標準歩行記録や高低差も掲載されているので,
旅のプランを立てるのにも役に立ちます。
とても整理されて見やすいマップです。


その他

■「聖なる森 熊野古道を歩く」キャンペーンのマップ(JR西日本)
掲載ルート:紀伊路(山中渓~)・中辺路・大辺路

実は管理人一押しの地図です。
JR西日本の「聖なる森 熊野古道を歩く」キャンペーンに申し込むと貰えます。
A3判と大きく,両面カラーで,地図は詳細,
ところどころ写真での説明も入り,視覚的にわかりやすいです。
王子跡その他の見どころの説明も豊富で,見ていても楽しい地図です。
もちろん,所要時間・高低差なども記載。
私が使った中では,一番説明が詳細で正確だと思いました。
詳細過ぎて,目印の看板がなくなっていたりするのが難点といえば難点ですが…
キャンペーンに申し込む手間がかかりますが,
送料580円だけでこの詳細マップが手に入るなら,十分価値ありです。
キャンペーンなのでいつまでやっているか不明ですが,
かなり前からやっているようなので,まだ当分続くかも…



他にもお勧め地図,書籍やサイトなどがあれば,
コメント欄から教えて頂けると嬉しいです。

紀伊路:和泉府中~泉佐野②(半田一里塚~泉佐野)

(2011年6月14日の記録)

さて,半田一里塚を過ぎてさらにまっすぐ。
住宅街の中の道が続きます。

そして突き当りを右へ折れ,またしても府道30号線へ出ます。

ここからがちょっとややこしい。

歴史街道ウォーキングマップ」によると,
府道30号線に出たら右折して30号線を少し東に戻り,
ガソリンスタンドと食堂の間の細い道を左へ…とあります。

そのまま道なりに歩いて,薬局(多分ドラッグセガミ。ずっと手前にキリン堂もあるので注意)の裏手を過ぎると少し大きな道路に出るので,それを左折,という表記です。

そしてドラッグセガミの前を通り過ぎ,最初の右に曲がる道を右折。

ウォーキングマップには拡大説明図があるのですが,
その図の印象より距離が長いうえ,
大きな薬局が前述のとおり2つあるので迷います。

ちなみに『熊野古道を歩く旅』では,地図の縮尺上,
この細かいコースは全くわかりません。
大雑把に方向をとる羽目になるので迷いやすいです。

そして,ここも「歴史街道ウォーキングマップ」と『熊野古道を歩く旅』で
コースが少し異なるようです。
その違いがわからず私は散々迷いました

グーグルマップとストリートビューでも確認してみました。
とりあえず詳細は下の地図にまとめたので,端折ります。
石才駅周辺
(クリックで拡大します)

どの地図を基本に歩くか…は決めておきゃなきゃダメですね^^;

住宅街に入り,牛神が祭られているという石才会館の前へ出ます。
「牛神」という言葉から,なぜか牛型の像を思い描いていたのですが,
実際には小さな石碑でした。
牛を探してしまったのでなかなかわからなかった
でもまあ,形そのまんまの神様が街なかに飾られている方が珍しいですよね

宮池沿いにしばらく歩いて,分岐で右に道をとります。

この日は歩いていて街中に池が多いことに気づきました。
自然池なのか農業用のため池なのかはわかりませんが,
昔は広大な田園地帯だったのでしょうね。

大きな道路,工場と住宅街,大きな店舗が目立つ今では
違和感さえ感じてしまいますが…

そのまま道なりにまっすぐ歩くと,府道40号線の高架が見えます。
道はその高架の下をくぐっています。
さらに進むと,信号のある交差点に出ます。

さて,この交差点,「歴史街道ウォーキングマップ」では「釈善北」とありますが,
交差点名は出ていなかったと思います。
そしてその先,府道30号線と40号線が交差する大きな交差点に,
「釈善橋北」という表示があります。
間違いやすいので要注意ポイントです。
「釈善橋北」まで行くと行きすぎです。

間違いなのか, 表示は出ていない(または「見えにくい」)けど,
この交差点は「釈善北」という名称なのか,定かではありませんが,
いずれにしても間違いやすいポイントです。
貝塚中央病院付近の分岐
(クリックで拡大します)

この交差点は,貝塚中央病院を左に,緑地を右にみる細い道を選びます。
すぐに右手に「釈善寺城跡」の説明板が見えてきます。

小さな橋を渡り,さらに直行。

細い道が続き,やがて上り坂になります。
この坂道は長谷川ノ坂。
古い家並みが続いたり,古道の風情を感じる道です。
狭い道に大きな古い家の取り合わせは圧迫感があるのですが,
それが不思議なノスタルジーを感じさせます。

しかしこの道もつかの間。
2車線の道と交差する信号のある交差点で右に曲がり,
和泉橋本駅を越えて,最初の信号を左折。

この周辺から「地蔵堂」交差点までもまた,
ウォーキングマップと『熊野古道を歩く旅』で異なります。
詳細は下の地図に示します。
和泉橋本駅付近

さて,地蔵堂交差点付近。
『熊野古道を歩く旅』にはジャスコが目印に書かれていますが,
どうやらなくなっているようです。
(イオンに変わった,という話ではナイ)
2011年6月時点では,跡地と思われるところは広~い更地となっていました。

もしかしたら今頃は,新たな何かが建っているかもしれませんが,
とりあえずジャスコはありません。

さてさて。

再び住宅街の中の細い街道を歩くと,ようやく王子ゆかりの地に遭遇です。

街道から少し離れたところに正福寺というお寺がありますが,
こちらのそばに鞍持皇子があったとも,隣の神社が近木王子であったとも言われているそうです。
(現在は痕跡は残っていません)

そして街道をまっすぐ進むと,この二つの王子が合祀されている南近義神社が。

南近義神社


住宅街に静かに立つ神域です。
大きくはありませんが,堂々とした鳥居が威厳を感じさせます。

古道ゆかりの寺社には,できるだけご挨拶させて頂きます。
静かな神社の境内で,しばし身体と心の休息を。

そして再び歩き出します…が,ここも要注意。

「歴史街道ウォーキングマップ」では神社の前を通り過ぎ,
突き当りを右へとありますので,
ここは指示通り忠実に行きましょう!

神社鳥居の前からすっと伸びる道があり,
その道があまりにも堂々としているので,
私たちは引き寄せられるようにそちらに行ってしまい…
しばらく迷う羽目になりました^^;

こういう人は私たちだけかもしれませんが

なお,この辺りには「王子」という地名が残っています。
王子社が地域に融け込んでいたいた証でしょうか。

ここから先は,住宅街の中の道を歩きます。

道自体が複雑なわけではないですが,
とにかく細かい道で分岐も多く,
書籍の地図では厳しいと思います。
「歴史街道ウォーキングマップ」は必携です。

この先の分岐等でウォーキングマップを見てもわかりにくかったのは,
貝田橋を越えたところ。
マップ上は橋を越えて二差路になっていますが,
実際には4叉路でした(川沿いの道が無視されているもよう)。
しかも選ぶべき道がわかりにくいです
下の地図をご参照下さい。

貝田橋付近の分岐


車2台行きあうのも難しいだろうなと思うような,
細い住宅街の中の道を歩いてきます。

その道を真っ直ぐ行くと,やがて右手に大きな池が見えてきます。
住宅街の中にポッコリ出てくる池。 名前はわかりません。

この池の少し手前にある貝田町会館付近に,
鶴原王子があったと言われています。
なお,貝田町会館はこのルートには面していないようで,
私は見つけられませんでした。

さて,池を越えてそのまま歩くと,やがて少し大きな道(府道64号線)とぶつかります。

ここもちょっと迷う分岐ですが,
まず64号線を越え,越えてすぐの分岐を右に行きます。
「歴史街道ウォーキングマップ」に拡大説明図があります。
(右から2つめの図です)
拡大説明図通りで間違いなく,デイハウスを右手に見る道をとりますが,
こんなにきれいな5差路ではないので,そこで迷うかもしれません。

そのまままっすぐ歩いて,突き当りを右へ。
すぐに大きな道路との交差点に出ますが,これを越えてさらにまっすぐ。

…とこんな風に文章で説明してもピンとこないと思いますが^^;
一応,地図を見ながらだとわかるだろうと思いつつ書いています

その次の府道64号線との交差点を左折します。
そしてその次の,信号のない四つ辻を左折しますが,
ここはわかりにくいです。
交差する道は細くて,見逃してしまいそうになります。
角に「オートクラブDAICHU」という車屋さん(?)があるので,それを目印に。

大藪池交差点付近の分岐


その細い道を入っていくと,左がまた池です(ほんとに池が多い…)
ちょっと車が入ってきたら嫌だな~…と思うくらい細い道です^^;

ホントに熊野街道?と不安になりそうな細い道ですが,
ここまで紀伊路を歩いてきた人なら,もうこのパターンに慣れているはず!

ありえなさそうに細い道が熊野街道なのです!!(ホントです)

ずんずん歩いて,ちょっと広い道路との交差も無視してまっすぐ歩くと,
やがて府道64号線と合流します。

そのまま順調に64号線を歩いて,「日新小学校前」の交差点を越え,
更にその次の信号も越えて,白と赤の高い鉄塔を目指します。

鉄塔手前の分岐を左の住宅街の方に入っていきます。

その道を道なりに歩いていくと,先の方で道が少し細くなり,
同じような大きさの道と交差する四つ辻に出ます。
その辻を右折し,ほんの20~30mいくと,
住宅街のなかにぽこんと公園のような緑地スペースがあり,
そこに佐野王子跡があります。
佐野王子跡と説明板

ようやく,久しぶりに王子跡を見ることができました。
前半の,井ノ口王子跡以来です。

このルートは,たくさん王子社があったのに,
現在ではほとんど石碑さえ残っていなくて,残念です。

そしてこの日の街道歩きはここで終了。

佐野王子跡から徒歩15分ほどの,泉佐野駅から帰途につきました。

しつこいようですが,本当にこのルートは道がわかりにくいです^^;
オリエンテーリング的でそれはそれで面白いのですが,
気持ちと時間には余裕をもって歩かれるのがおススメです。

前半に比べ後半がめちゃめちゃ長くなってしまいましたが…
ご容赦下さいませ。

プロフィール

咲月

Author:咲月
京都在住アラフォー女性。
2009年より熊野古道に興味を持ち,ただいまコツコツ距離を伸ばしているところ。
旅が好き。歩くのも好き。
風水メインのブログもやってます(リンクは下に)

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